岩盤はもちろん、草も木も生えないような瘠悪地の法面でも、植物が生き生きと成育しながら、崩壊からの被害を未然に防ぐ法面保護、それも自然の法則に従うことで永久緑化が可能となった独特の工法が「土壌菌工法」です。
 もちろん地球温暖化の最大要因である二酸化炭素(CO2)を減少させる樹木の増大に、大きな役目を果たします。サクセッション(遷移)の誘引となる草が生い茂り、土壌を豊かにすることで、周辺の郷土樹木の遷移が進み、樹林が形成されるのです。
 土壌菌工法で生み出された緑は、肥料などのメンテナンスはいっさい不要。土壌微生物に働きで、自然のサイクル(循環)が構成され、生物遺体など廃物利用のリサイクル(再生)によって、肥料が常に供給されている、それが土壌菌工法の原点です。